夫婦問題コンサルタントの森部です

以前、ある相談者の女性が毎日、旦那のパンツの股間部分を私に送ってきた。
「今日は少し付いているので浮気をしてきました…」と、毎日、男のパンツのシミの画像を見せられる気分を想像されたことがあるか?
しかし、行動はどうであれ、奥さんは旦那に嫉妬しているのを感じた。
他の女ではなく、私だけを見て欲しい。
旦那の行動を制御、チェックしようとしても、浮気抑止にはあまり効果的ではない。
あなた自身も心が疲れ、病んでくるだろう。そうすると本末転倒だ。
嫉妬しているあなたに旦那は嫌気がさしてくる。
そして、あなたが気晴らしに友達と旅行でもいこうとするなら、その時がチャンスと浮気をするのだ。
要するに愛からくる嫉妬の行動はよくない。
まあ、嫉妬自体がそもそも愛ではないが、嫉妬とは不安からくるものであり、自分に気を向かせようとしたり、相手をコントロールして、自分を愛させようとする行為だ。
女もそうだと思うが、男も今の等身大の自分を愛してくれる人、ましてやその人が自分が愛している人なら、その女性と別れたいとは思わない。
嫉妬の度が過ぎると、奥さんが自分をコントロールしようとする人となり、嫌気がさしてくる。
嫌気が差してくると、奥さんの嫌な部分が目につくようになる。
今まで苦とは思っていないが良く思ってない事が鬱憤となって溜まってくるだ。
そうすると他の女に目が行くようになる。他の女が優しく相手してくれるものなら、今の奥さんと比べてしまうのだ。
では、旦那の存在意義を認めなくても浮気してしまう。存在に執着し嫉妬しても浮気してしまう。
どっち転んでも浮気してしまうのか?やっぱり男は浮気する生き物なのか?
そういう事ではなく、賢い妻はうまく旦那を転がすのだ。
男と女の嫉妬の違いだが、男の嫉妬は基本、パートナーと他の異性がセックスする状況になる事に嫉妬する。
自分の子供をちゃんと自分のパートナーに産ませたいからだ。
しかし、一方で、女性はパートナーと他の異性が愛情的に結びつく事に嫉妬する。
そのことを冷静になって理解しよう。
旦那が他の女とセックスしている事に嫉妬している訳ではないのだ。
旦那が他の女を愛してしまわないように嫉妬をしているのだ。
なら女の嫉妬の本質はなんだ?
そう、「自分だけを愛して欲しい、自己愛」からくるものなのだ。
だから、あなたが旦那に嫉妬して嫌気をさしてしまったら、あなたの嫉妬は本末転倒だという事を忘れないで欲しい。
では、どうしたら嫉妬の目的通り、「自分を愛してもらえるか?」
自分の嫉妬を旦那からの愛情に変えるポイントをお伝えしよう。
それは「いじらしさ」だ。「いじらしさ」は女の武器だ。男は健気でいじらしい女を選んでしまう。
具体的には、怒るより心配してやれ!愚痴をいうなら幸せだと言ってやれ!わめくより泣くのを我慢しているふりをしろ!自分の本心と逆のことをしていると分かるようにやるのが「いじらしさ」と「健気さ」だ。
やっぱり俺がいないとダメだと思わせれば、男は他の女の所よりあなたの所に帰ってくる。